@article{oai:hakodate-u.repo.nii.ac.jp:02000041, author = {佐藤, 浩史}, issue = {1}, journal = {函館大学論究}, month = {Oct}, note = {本研究は、近代組織論の祖とされる CI バーナードの組織能率のとらえ方が一 般的な能率の概念に異なることを確認し、この普遍的とされる理論が現在の企業 経営者の意思決定過程の分析に利用可能であることを実証する。企業など組織の 能率は一般に認識される科学的管理法に見られるような経済合理性を強く意識し たものである。CI バーナードによる組織能率の概念は、組織人格を持つ組織の中 の個人の満足の獲得が重要であり、経済合理性優先の行為とは異なる。しかも、 このとらえ方が組織の存続に対する影響力をもつとされる。現在のわが国経営者 の意思決定過程にこの CI バーナードの組織能率のとらえ方を参照させ分析した。 結果として、一般に欧米の企業における経済合理的な行為が優先されるものでは なく、組織内の調和を保つ、仲間を守るなどを重要とする経営者の割合が多く、 組織能率のとらえ方に CI バーナードに示される組織人格を持つ個人の満足をど のように獲得するかという課題に対応しているわが国経営者の存在を確認した。}, pages = {1--25}, title = {組織能率の有用性 - CI バーナードによる能率の概念による実証研究-}, volume = {55}, year = {2023}, yomi = {サトウ, ヒロシ} }